MIHOLO’s 図書室

本と音楽、たまに猫の雑記

読書

陽気なギャングが地球を回す

危ない 危ない このまま放置するかと思ったブログ。 いつも気に掛けてはいたんだけど、どの本を書こうかと考えていると どんどん日が経ってしまった。 大好きな伊坂幸太郎さんの本にしようとまでは決まったけど 今度は好きな本がありすぎて、選ぶのにまた時…

BANANA DIARY 2022-2023 甘やかし

手帳だけど手帳だけではない。 ばななさんの言葉が随所に書かれていて、 ずっと読んだり眺めたりできる手帳なのですぞ。 でも、この言葉だけじゃ足りんなと、ちょっと思ったりして いやいや、それなら本を読めと自分に突っ込んでみたり(笑) なんなら自分の…

忘れられる過去

川上弘美さんの解説を読んで素敵だなと思ったので、 この本を読もうと思った。 その前に、川上さんの好きな作品を読もうと「センセイの鞄」を読んでいたら 日にちが経ってしまった。 不勉強で荒川洋治さんを存じ上げなかったのだけど、 読み出したら、1つ1…

何者かになりたい

精神科医のシロクマ先生、熊代亨さんの「何者かになりたい」を読んだ。 結局、何者にもなれなかったと思ってる私だけど、 これを読んでみようと思ったんだから、やはり何者かになりたかったのか。 何者か、、、、、、曲者(笑)には違いないけど。 というよ…

トットの欠落帖

子供の頃「窓際のトットちゃん」は夢中になって読んだ。 私もトモエ学園に通いたかった。 そうすれば、私のおかしさ?も目立たないんじゃないかなと 真剣に思ったものだ。 窓ぎわのトットちゃん 作者:黒柳 徹子 Audible Amazon トットちゃんほどの個性は無く…

いつまでも白い羽根

私の子供の頃の夢はナースになること。 母も叔母も従姉妹も、周りをナースに囲まれて育ったという環境もあったと思う。 だから中学の進路相談の時に、この成績じゃもっと頑張らないと難しいよと 言われた瞬間、では、私は音楽科に進みますとその方向転換は逆…

お探し物は図書室まで

「あのー。新書を借りたいんです~」と、彼女は言った。 当時、大学のレファレンス席にいた私は「なんの新書ですか?」と聞く。 「新しい、に、書くと書いて【新書】って言うんですよ!ありますか?」 と少し得意げに答える彼女。 いやいや、新書は知ってる…

永遠の出口

例えば、子どもの頃、今の年齢の自分を想像したことはあったかな。 今の私を見たら、何というのか知りたいような、知りたくないような。 確実に痛いところ突いてくる気がするんだよね。容赦なく。小3の私め~! いつも、小学生からやりなおしたら、 もっと気…

今日の人生

いつもは気にしてない物や事が、無性に気になる時があって これって、自分だけかなと思ったりして、ちょっとほくそ笑む。 好きな作家さんや女優さんのエッセイにも同じような指摘があったりして そうそう!やっぱり!と激しく同意して、嬉しいけれど、 他に…

あのひとは蜘蛛をつぶせない

装丁は可愛らしいのに、インパクトある題名になかなか手が出せなかった。 なんとなく、ふんわりはじまるので、この蜘蛛を逃がす柳原さんと 主人公は恋愛関係にでもなるんだろうか?なんて思いながら読み進めるけど だんだん不穏な空気になっていく。やっぱり…

檸檬のころ

檸檬と言えば梶井基次郎。 黄色い爆弾、檸檬。まったくわからない(笑) 試験によく出るらしいけど、私は受けたことはない。良かった。 赤点間違いなし。 そんなことはともかく、「檸檬のころ」 青春小説は数あれど、やっぱり主人公が夢や目標に向かって切磋琢…

続・森崎書店の日々

「森崎書店の日々」の続編。 もちろん、続編じゃない方も良かったからこその続編なんだけど、 続けて読んだら続編がとても良くて印象深くなってしまった。 主人公は前編で、恋人だと思っていた人が恋人じゃなかったという事件で 傷ついて、叔父のサトルの古…

しあわせのパン

危険なのは(しあわせなはずが)激しく美味しいパンやスープが飲みたくなること。 私の大好きな忌野清志郎さんが矢野顕子さんと歌っている「ひとつだけ」 www.youtube.com この曲がテーマになっている映画「しあわせのパン」 映画を観たのは随分前だけど、原…

村上さんのところ

毎年10月のノーベル文学賞発表時のハルキストのみなさんの印象が強すぎる 村上春樹さん。 (どれだけ「の」で繋げたわかりにくい文章なんだ。書き直さないけど) 村上さん自身は「ハルキスト」ではなく、 「村上主義者」という名前があると仰ってましたが。 …

いつまでもショパン

第18回ショパン国際ピアノコンクールで反田恭平さん2位!!! 私はYouTubeでファイナルを聴いたけど、素敵だった~ 鳥肌たった。 YouTubeでもあんなに素敵なんだから、生で聴いたらもっともっと素晴らしいんだろうな。 反田さんて、バーのカウンターでグラス…

絶対泣かない

追悼 山本文緒さん この「絶対泣かない」をいつブログに書こうかなと思っていた矢先の訃報で本当に驚いた。 山本さんの書く女性たちは決して悪い人じゃないのだけれど 女性なら誰しもが、自分に、友人に、隣人に、知り合いの中に 必ずいるであろう人がいて、…

月のうた

民子をめぐる素敵な人々のお話。 最初は民子中心に読み始めるから宏子の出現に苛々させられるけど、 読み進めると宏子への印象も変わっていく。 現実だってどちらの立場から見るかで全然違う事もある。 でもやっぱり民子が真っ直ぐ成長していくのを応援した…

廉太郎ノオト

瀧廉太郎先生と言えば、「荒城の月」が有名だけど、 声楽科だった私にとっては難しくて本当に歌いにくい曲だった。 20年くらい前にはオペラ「瀧廉太郎」も観に行ったけど やっぱりまだピンとこなくて、日本の偉大な過去の作曲家としか思えなかった。 それだ…

なつかしい時間

詩人長田弘さんの著書「なつかしい時間」 亡くなられてから、はじめてじっくり読んで、どうしてもっと早く読まなかったのか と悔やまれた。 短い1編の中にも綺麗な言葉、長田さん言うところの「うつくしい」言葉が心に響く。 好きな章 本に親しむという習慣 …

花さき山

50周年とか、村木さんのインタビューでも話題になっていたのだね。 私は彼岸花がさく季節になると思い出す。 花さき山とモチモチの木はよく読んだ。 理不尽に耐え、我慢するのではなく、譲る心を育むことができるお話。 1つ譲れば1つ花が咲く。私の山、花咲…

ひかりをすくう

「理想の自分を追い求めると生きづらいのだ」と社会学者の加藤諦三さんの著書にあった。 一言では、その言葉の裏や付随してくるものを理解するのは難しいけど、 ちょっとわかる気がする。私もいつも自分にダメ出しをしてしまうから。 「ひかりをすくう」の主…

あなたの人生、片づけます

絶賛片づけ中の私の部屋。 絶対読み返さない本は売るとか処分しているけど減らない。 仕方ない。いいのか、それで。 2、3年前から、楽譜も整理し始めた。 昔は増える事も楽しみの1つだったけど、 もう残された時間で歌うこともない、開くこともない楽譜は、…

窓の向こうのガーシュウィン

ガーシュウィンのサマータイムはオペラアリアでも有名だけれど エラ・フィッツジェラルドやジャズの歌唱の方が有名なんじゃないかな。 読み始めてすぐに、主人公の佐古さんに、私も!私も!と声をかけたくなった。 「私は成長してもいつもどこか足りなかった…

優しい時間

ビブリオマンシーという占いがある。 何気なく開いた本の中に、今の自分に向けた言葉があるとされている。 そう考えると、私にとって読書はいつでもビブリオマンシーをしているなと思う。 この灰谷健次郎さんの「優しい時間」の中でも刺さる文章が沢山有った…

ありえないほどうるさいオルゴール店

音楽を聴くとその時代を思い出させてくれる。 私的には、演奏した音楽だと、あ、これはあの時失敗した曲とか(笑) 下手だとか、合わないとか言われた曲だとか(笑) あれ?良い思い出が浮かばないぞ。 本も読んだ時代を思い出す時あるけれど、 どちらかと言えば…

つみきのいえ

海にどんどん沈んでいく土地に家が建っているおじいさん。 今住んでいる家もまた浸食されてきた。 また家を上へ上へと建てなきゃならない。 その途中で大工道具を海に落としてしまう。 さて、おじいさんはどうすると思う? そして、今は1人暮らしだけど、そ…

とりつくしま

とりつくしまの「しま」とは頼れるもの、よりどころのことだそうだ。 亡くなると、とりつくしま係がやってきて、現世の何にとりつくか尋ねられる。 10人の主人公たちが、それぞれ決めたものにとりつくのだけど 亡くなった人の目線でお話が進むので、どれをと…

浅水湾(リパルスベイ)の月

1980年代後半から90年にかけて、多分一番読んだ作家だと思う。 森瑤子さん。 でも、今手元に残っているのは数冊しかない。 しかも沢山読んだのに、覚えているものは少ない。 後半は大量に出版されていたけれど 似たような文章が多くなって、がっかりしたくな…

ノボさん

今日は正岡子規の命日。糸瓜忌。 辞世の句に糸瓜(へちま)を詠んだからだそうだ。 昨日の詩についての話もそうだけど、俳句もやっぱりよくわからない。 5・7・5のリズムや俳句を聞くと作れそうだなと思うものの作れない。 詩にしても俳句にしても、わか…

セレスティーヌ

孤独なクマのアーネストが ネズミのセレスティーヌと出会うお話。 これは大人向け絵本だと思う。 そして深い深い愛の物語。 文章よりもデッサンだけで表現しているページの多い 厚い本だから、得した気持ちにもなる素敵な絵本だ。 父性の愛情たっぷりで、不…