MIHOLO’s 図書室

本と音楽、たまに猫の雑記

花さき山

50周年とか、村木さんのインタビューでも話題になっていたのだね。 私は彼岸花がさく季節になると思い出す。 花さき山とモチモチの木はよく読んだ。 理不尽に耐え、我慢するのではなく、譲る心を育むことができるお話。 1つ譲れば1つ花が咲く。私の山、花咲…

Meine Rose/ R.Schumann

www.youtube.com シューマンの歌曲の中で一番好きかもしれない「私の薔薇」 【しおれ、枯れゆく薔薇に、もう見ることができなくても自分の魂を注ぎたい】 ちょっと自己犠牲的な詩だけれど、そこまで愛情を注げたのなら本望なのかな。 ところで、 薔薇と言え…

ひかりをすくう

「理想の自分を追い求めると生きづらいのだ」と社会学者の加藤諦三さんの著書にあった。 一言では、その言葉の裏や付随してくるものを理解するのは難しいけど、 ちょっとわかる気がする。私もいつも自分にダメ出しをしてしまうから。 「ひかりをすくう」の主…

あなたの人生、片づけます

絶賛片づけ中の私の部屋。 絶対読み返さない本は売るとか処分しているけど減らない。 仕方ない。いいのか、それで。 2、3年前から、楽譜も整理し始めた。 昔は増える事も楽しみの1つだったけど、 もう残された時間で歌うこともない、開くこともない楽譜は、…

窓の向こうのガーシュウィン

ガーシュウィンのサマータイムはオペラアリアでも有名だけれど エラ・フィッツジェラルドやジャズの歌唱の方が有名なんじゃないかな。 読み始めてすぐに、主人公の佐古さんに、私も!私も!と声をかけたくなった。 「私は成長してもいつもどこか足りなかった…

優しい時間

ビブリオマンシーという占いがある。 何気なく開いた本の中に、今の自分に向けた言葉があるとされている。 そう考えると、私にとって読書はいつでもビブリオマンシーをしているなと思う。 この灰谷健次郎さんの「優しい時間」の中でも刺さる文章が沢山有った…

Zemlinsky | Blaues Sternlein

ツェムリンスキー(オーストリアの作曲家)の歌曲「青い小さな星」 歌詞は グレゴロヴィウス(ドイツの詩人) トスカーナ地方の民謡によるワルツの歌の中の第5曲目 短い曲で、アンコールなどにも歌われることのある可愛らしい歌。 ちょっと物哀しい感じも好…

ありえないほどうるさいオルゴール店

音楽を聴くとその時代を思い出させてくれる。 私的には、演奏した音楽だと、あ、これはあの時失敗した曲とか(笑) 下手だとか、合わないとか言われた曲だとか(笑) あれ?良い思い出が浮かばないぞ。 本も読んだ時代を思い出す時あるけれど、 どちらかと言えば…

つみきのいえ

海にどんどん沈んでいく土地に家が建っているおじいさん。 今住んでいる家もまた浸食されてきた。 また家を上へ上へと建てなきゃならない。 その途中で大工道具を海に落としてしまう。 さて、おじいさんはどうすると思う? そして、今は1人暮らしだけど、そ…

とりつくしま

とりつくしまの「しま」とは頼れるもの、よりどころのことだそうだ。 亡くなると、とりつくしま係がやってきて、現世の何にとりつくか尋ねられる。 10人の主人公たちが、それぞれ決めたものにとりつくのだけど 亡くなった人の目線でお話が進むので、どれをと…

浅水湾(リパルスベイ)の月

1980年代後半から90年にかけて、多分一番読んだ作家だと思う。 森瑤子さん。 でも、今手元に残っているのは数冊しかない。 しかも沢山読んだのに、覚えているものは少ない。 後半は大量に出版されていたけれど 似たような文章が多くなって、がっかりしたくな…

キジコ

うちの紅一点 さばおの妹キジコ。 さばお以外の血のつながりのない兄猫2匹からも可愛がられている 末妹だし、人間の父親(夫)からも溺愛されているので 我儘に育った。けど、にくめない。 今年の夏は私が育てていた向日葵の芽を、カプッと食べてしまった。 …

ノボさん

今日は正岡子規の命日。糸瓜忌。 辞世の句に糸瓜(へちま)を詠んだからだそうだ。 昨日の詩についての話もそうだけど、俳句もやっぱりよくわからない。 5・7・5のリズムや俳句を聞くと作れそうだなと思うものの作れない。 詩にしても俳句にしても、わか…

詩と歌曲

詩をたしなむことが出来たら素敵だなと思う。 最初に詩を意識したのはいつだろう。 やっぱり小学校や中学校の国語の授業だったか。 でも詩を書くのは作文より少し恥ずかしかった気がする。 中学校の下駄箱(今は靴箱?)の上に黒板があり 先生が定期的に有名…

セレスティーヌ

孤独なクマのアーネストが ネズミのセレスティーヌと出会うお話。 これは大人向け絵本だと思う。 そして深い深い愛の物語。 文章よりもデッサンだけで表現しているページの多い 厚い本だから、得した気持ちにもなる素敵な絵本だ。 父性の愛情たっぷりで、不…

旅する力

もともと出不精なので(体型に掛けてる訳でもなく) そんなに旅する力もないのだけれど 最初の海外は、同行者がバックパッカー経験があったので 軽い気持ちで同意して、頼りきっていたら 私は移動する体力はないし、風邪は引くし、ジプシーには囲まれるし 驚…

A2Z

山田詠美さんと言えば 今でも読書感想文コンクールなどでも選書される事が多い 「ぼくは勉強ができない」 勤務先の学校でも、生徒たちもよく選んでました。 まあ、感想が「ぼくも勉強ができないので選びました」って必ず書いてあるのが いや、そうじゃないん…

人生の道しるべ

宮本輝さんと吉本ばななさんの対話集。 吉本ばななさんといえば有名なのは「キッチン」 大学生くらいのころかな。映画化もされてたけど。 その頃は、まったくよくわからなかった。 世間から絶賛されているものがわからない自分も嫌だったから それ以降もあま…

ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル/白鳥の歌

「歌の翼に」で有名なフェリックス・メンデルスゾーンの姉 ファニーの6つの歌曲集の1曲目「Schwanenlied」白鳥の歌。 白鳥の歌は、白鳥は死ぬ前に一番美しい声で歌を歌い、 湖の墓場に沈んでいくという伝説から作られた綺麗な曲。 父親や弟が姉の作曲活動に…

夜中の薔薇

さすが向田邦子さん。素敵な題名だなと思ったら 読んでいくと、「わらべは見たり、野中の薔薇」の歌詞を間違えて覚えて 夜中の薔薇と歌った人がいたという内容が書かれていた。 そういえば、子供の頃、聴いて覚えた曲は確かに意味が解らず、歌詞もうろ覚えで…

ポプラの秋

千秋は私なんじゃないか?は最初に読んだ時の感想だ。 父を亡くし、もう忘れてしまったと思っていた母と2人で暮らした日々が鮮明に甦る。 寝込んだ時の昼間の時計の音とか、名前も知らない男の子と公園で遊んだ記憶。 学校に馴染めなかった事とか、自分でも…

つづきの図書館

もし、子どもの頃読んだ本の登場人物が、自分のその後を心配していたらどうだろう。 私が子どもの頃、よく読んでいた本は何だっけ。それすら思い出せないくらいだから、 心配通り越して呆れているかも。 児童書にカテゴライズされてるこの本だから、 登場人…

さばお10歳

さばおが10歳になった。 10年前、当時住んでいたマンション近くで保護した地域猫だ。 さばおの下にはキジコという妹もいる。帰宅時に猫の声のような赤ちゃんの泣き声のような、サイレンみたいな声。 探してみるとガレージの隙間から聞こえてきていた。 一旦…

さがしもの

角田光代さんは、同じ歳であることと、忌野清志郎さん好き、猫好きな事で、勝手に親近感を持ってる作家さんの1人。私が読書が好きなのは、読み始めた瞬間に、本の中にスーッと吸い込まれていく感覚がたまらないから。 でもそれは、気の合う本に限るんだけど…

クィルター/7つのエリザベス朝抒情詩 op.12

今日の1曲なのに7曲もあるじゃないか! とふと思ったけど、この中の6曲目がこの季節特に聴きたくなる。 「By a fountainside」 私が、この曲を歌っていたのは2008年くらいだったように思う。 その当時師事していた先生は英米歌曲にも精通されていて、 あまり…

さざなみの夜

今日の1冊は 木皿泉さんの「さざなみの夜」 めずらしく繰り返し読む本。 よほど気に入った本で無い限り、同じ本は繰り返し読まない。 その時間があったら、まだ読んでない夢中になれる本を探して読まなきゃ、と思う。 早くしないと死んじゃうかもしれないし…

図書館の神様

新しくブログを書いてみる事にした。記念すべき第1日目の「今日の1冊」に選んだのは瀬尾まいこさんの「図書館の神様」母校の大学図書館で働き始め、先輩にも同期にも迷惑ばかりかけて、私、司書向かないのでは?と落ち込んでいた時に出逢ったこの本。 読書や本…