孤独なクマのアーネストが
ネズミのセレスティーヌと出会うお話。
これは大人向け絵本だと思う。
そして深い深い愛の物語。
文章よりもデッサンだけで表現しているページの多い
厚い本だから、得した気持ちにもなる素敵な絵本だ。
父性の愛情たっぷりで、不器用で心配性なアーネストが
うちで子猫を育てていた頃の夫を思い出させる。
シリーズ化されているけど、やっぱりこの2人が出会うこの本が一番好きだな。
バンサンはアンジュールという犬の絵本も描いていて、あちらは涙なくしては読めない。
子どもの頃の方が、哀しい絵本でも読めたのに、大人になってから辛くなってきた。