MIHOLO’s 図書室

本と音楽、たまに猫の雑記

優しい時間

ビブリオマンシーという占いがある。

何気なく開いた本の中に、今の自分に向けた言葉があるとされている。

そう考えると、私にとって読書はいつでもビブリオマンシーをしているなと思う。

 

この灰谷健次郎さんの「優しい時間」の中でも刺さる文章が沢山有った。

「自然が美しいということは、その美しい自然を感じる人の心が必要、

美しい自然を美しく保つ人の意志と行動力が必要です」

 

「本はなくても子は育つという言い方があるが、私自身に限って言えば本がなければ私は育っていなかった。

虚栄の人間にならないよう努める意志力は読書することによっていくらか身についたように思うのだ」

 

という言葉と灰谷さんの詩、

あなたの知らないところにいろいろな人生がある

あなたの人生がかけがえのないように あなたの知らない人生もまた かけがえがない

人を愛するということは 知らない人生を知るということだ

 

灰谷さんが紹介している鎌田慧さんの言葉

「私達はそれぞれに弱さを持った人間、恵まれない側に立ちたいと願っても自分の欲望に負けたり、

克服できないエゴの為に独り善がりな生き方をしがちである。

自分に繋がる「生」を自覚し、人を慈しむことの出来る優しい人間として生きる道を模索することが

「知」を持つ人間の務めかもしれない」

 

ブログに記録することで、刺さった言葉があった事も忘れずにいたい。