MIHOLO’s 図書室

本と音楽、たまに猫の雑記

檸檬のころ

檸檬と言えば梶井基次郎

黄色い爆弾、檸檬。まったくわからない(笑)

試験によく出るらしいけど、私は受けたことはない。良かった。

赤点間違いなし。

 

そんなことはともかく、「檸檬のころ」

青春小説は数あれど、やっぱり主人公が夢や目標に向かって切磋琢磨する話が多い中

檸檬のころ」は、なんてことない(本人たちがそう思っているかは別にして)

地方の進学校の話が連作になっている。

 

考えてみれば、全員が全員、目標に切磋琢磨できるはずもなく、

なんとなく過ごした高校生活だったと思っている人の方が多いはずだ。

 

私は音楽高校底辺成績、寮生活、しかも我慢できず退寮と、騒ぎまくり

少しだけ(本人談)問題を抱える生徒だった。

今思えば甘ったれで周りのせいにばかりしてる本当にイヤな高校生だった。

 

この本の著者の豊島ミホさんが卒業式でもう高校に通わなくて良いんだと思ったら

ボロボロ泣けたと書いていたけど、気持ちがわかる気がした。

 

だから、あんまり青春小説は読まない時期もあったし、

「学校」は苦手で距離を置いていたはずが、

現在「中高図書室」で働いているというこの不思議はなんなんだろう。

そして、高校時代の自分に復讐されているかのような、

めんどくさい生徒に注意する日々。

「だーかーらー図書室内でペットボトルはカバンにしまってって何度も言わせんな」

があるからか「檸檬のころ」の中では「担任稼業」がよかった。

 

そして、高校時代の担任に謝りたい気持ちになるし、

もっと一生懸命取り組めばよかったな。

と思えるようになったのは歳重ねた証拠かもね。