今日の人生
いつもは気にしてない物や事が、無性に気になる時があって
これって、自分だけかなと思ったりして、ちょっとほくそ笑む。
好きな作家さんや女優さんのエッセイにも同じような指摘があったりして
そうそう!やっぱり!と激しく同意して、嬉しいけれど、
他にも読んだ人の感想を読むと、私以外にも、そうそう!と言ってる人がいる。
あれ?全然ポピュラーなことだった?と。
なんだ私だけじゃないんじゃん。て、そんなに特別になりたかったのか自分?
とツッコミを入れてみたりする。
そんな「今日の人生」益田ミリ風に書いてみました。
でも、マイノリティだと思ってるものがマジョリティだというのが不思議で、
例えば、マナーみたいなもので、
「迷惑にならないようにこうして欲しいんだよね」と
小さなことに気づいている人(マイノリティ)が沢山(マジョリティ)いたら、
それが広がって直っていかないものなのかね?とか。誰か教えてください。
この本の中で、
まんがの合間に、つぶやかれてるミリさんの言葉が刺さる。
「生きている時間のほうが長い
どんなに短い人生だったとしても
生きていた時間のほうが長い」
銀座のキラキラしたブランドショップの前で男性の話す
「必要なものがなんにもない。なんにも」
そしてダメージを受けた時のミリさんの
「映画や、音楽や芝居や、そして本を読むことは自分の世界に「手すり」を
つけている。そういうことかもしれません」
(あぶない倒れるとこだった)という場面がとても良かった。
あと、ミリさんが旅行した岐阜市立中央図書館!ほんとに素敵
私も行ってみたいな。
ジーンとしたり、そこ?と思うことや
誰でも気付きそうで、誰もが表現出来ないところを掬って描く
ミリさんの作品に癒される。