Chopin//Tristesse
クロスオーバーが流行り始めたのはいつ頃だったのか。
少なくとも、私が音楽大学の学生の頃はまだだったと思う。
その後、サラ・ブライトマン、フィリッパ・ジョルダーノなど
次々と現れて大ヒットしたけど、
生粋の声楽道の大家の方々からは邪道と言われたりもしてた。
その後、ジャンルとして確立されてからは、
声楽家もいろいろ歌うようになってきたし、需要も変わってきた。
ブライダル演奏などでも最初の頃は、
賛美歌とシューベルトやグノーのアヴェ・マリアだけだったものが、
Time to say goodbye や You raise me upなども加わった。
ショパンのピアノ曲「別れの歌」にイタリア語で「悲しみ」という題名のついた
このTristesseをどうしても歌ってみたくて
(もちろんブライダルではなく(当たり前))
楽譜がないので、ピアニストに譜面も作ってもらいライブで歌った思い出の曲。
私はシセルを聴いて、歌いたくなったんだけど
大家のホセ・カレーラスも歌ってらっしゃる。
歌手によって本当に全く表現が違うんだなと。
どちらが良いとか悪いとかではなく、好みの問題だし、
クラシックだろうと、クロスオーバーだろうとどちらだっていいじゃないか。
みんなちがってみんないい 金子みすゞだよ。
言えば言うほど、カレーラスをディスっている気がするのは気のせいだよね。
尊敬してます。本当です。カレーラス先生!